どうも、わたあです!
こひつです
最近牧草にも飽きてきちゃったよ。人間はいいよね、色々食べれて。
最近は昆虫なんかも食べるんだって?
たまに牧草にいるけど、食べはしないなぁ。。
昆虫食ね。話題になってるよね。
でもまだまだ知られていないから、ここで解説していくね。
今回のテーマは「昆虫食」です。(昆虫の画像や料理の写真は出さないので苦手な人も安心してください)
最近は日本でもだいぶ知られてきましたよね。身近なコンビニでも取り扱っています。
でもまだまだ知られていないどころか、抵抗感がある人も実際に多くいます。
好き嫌いは自由ですが、「知らないけどなんとなく嫌い」は一番勿体ないと思います。
そこで今回は「昆虫食ってどんなもんか」を知っていただき、今後目にした時の判断材料にしていただければと思います!
目次
そもそもなぜ昆虫を食べるの?
日本では昆虫を食べる文化ってなかなか思いつかないですよね。
「イナゴの佃煮」など一部を除いてはほとんど昆虫を食べる文化がないので当然かと思います。
ですがタイやカンボジアなんかでは、コオロギとかバッタとか、料理に使われています。一部の国や地域では存在する文化なんですね。そして世界75憶人のうち、約20億人が昆虫を食べているとされています。
昆虫にはたんぱく質やビタミン、ミネラル、脂肪酸など豊富な栄養素が含まれているため、健康にも良いとされています。
ここでなぜ急に昆虫食なのかというと、「食糧不足問題」「環境問題」が大きく関係しています。
「将来の人類のために、地球のために、昆虫を食べていきましょう」
簡単に言うと、こんな動きが世界的に加速して浸透していっています。
昆虫食は食糧危機を救う
食糧危機が迫っていることをご存じでしょうか?
その要因は、世界人口の爆発的な増加が「もうすぐそこ」まで来ているからなんです。
下のグラフを見ると、なんと2050年には98億人の人口になるとされています!
そして一番人口の多い国は「アフリカ」になるといわれているんです。その数24憶人(約4人に1人)とされています。
2100年には世界人口112憶人、内38%がアフリカ人というデータもあり、アフリカ人を中心にぐんぐん増えていくそうです。
出典:「UNFPA 国連人口基金 駐日事務所」
この人口増加によって、食料危機になるであろうという予測をされているのです。
農林水産省によると2050年の食糧需要量は1.7倍になるそうです。
しかし地域ごとに状況は異なり、食糧の需要量が増えすぎて大量の輸入に頼らざるを得なくなるのは中東・アフリカ。
ほかの地域は食糧生産量>需要量となり、輸出が増えます。
しかし、これは主に小麦や米、穀物の話。
非常に懸念されているのが「プロテインクライシス」。たんぱく質が足りなくなることです。
たんぱく源の中でも牛肉や豚肉などの食肉が特に厳しくなるであろうといわれています。
人口の増加や、経済の発展に伴い食生活が穀物中心→食肉中心にシフトしていくため、大量のたんぱく質が必要。
しかし牛肉などの供給を増やすためには、家畜を殖やす必要があります。家畜を殖やすために、広大な土地と大量の飼料が必要になります。これって簡単ではないんですね。
ここでたんぱく質などの栄養素を豊富に含み、なおかつ一部ではあるが食す文化もある「昆虫食」がでてきたのです。
今は国内でも賛否両論ありますが、世界を救う救世主が昆虫食なのです。
昆虫食はこれからやってくる世界人口の増加による「たんぱく質不足」という食糧危機を乗り越えるために注目されている。
昆虫食は環境に優しい
欧州をはじめとする「環境保全」の考え方から見ても、昆虫食がとても優秀です。
牛と昆虫の環境の影響に関する項目をざっくり比較すると
牛の生産について | 昆虫の生産について |
広大な土地が必要 | 大きな場所はとらない |
大量の水・餌を消費 | 必要な水・餌が少ない |
食べられる部位は約40%ほど | ほぼ100%が食べられる |
ゲップのメタンガスで地球温暖化に | 環境へのリスクは低い |
牛で比較しましたが、豚や鶏でも昆虫と比べると見劣りします。
世界の国々が環境にやさしい発展を遂げていくためには、昆虫食は避けては通れない道になるかと思います。
代替肉などの技術もありますが、昆虫食のほうが研究コストも低くハードルが低いでしょう。
昆虫食の普及例
ここまでで、昆虫食はいわば時代の流れに乗って大きく拡大していくという話をしてきました。
しかし、昆虫食は未来の話ではありません。
そこで、2023年現在でみられる日本の事例を紹介します。
- コオロギせんべい(無印良品)
- コオロギパン(大学シーズ研究所)
- 蚕沙(さんしゃ)かいこの糞を使ったお菓子(田村萬盛堂)
- コオロギのプロテインバー「C. TRIA プロテインバー」(グリラス)
- 昆虫食自動販売機(全国にあり)
ごくごく一部ですが、チョコレート・カレー・パンなどほぼ全ての食事に普及しています。
これらの共通点は「パウダー状のため見た目ではわからない」「味も美味しく違和感がない」という
もはや名前だけでしか判別つかないくらいです。これこそが普及の大きな要因でしょう。
もはや食文化の一部になりそうな勢いですね!
まとめ
・昆虫食は栄養が豊富で近年非常に注目されている
・昆虫食は2050年に危惧される「プロテインクライシス」を回避するために有力視されている
・昆虫食は環境へのリスクが少なく今後の主流になると考えられている
・自動販売機や多様な商品が「消費者に抵抗のない形で」全国的に販売されている
地球って本当に将来大変なことになりそうなんだね。。
虫を食べるのも悪くないのかもしれない。。。
こひつは草のままでもいいと思うよ!笑
地球の未来も大事ですが、無理やり食べたくないものを食べるのも良くないので、抵抗のある人は無理しないようにしましょう。
私は時代の流れを楽しみながらチャレンジしていきたいと思います!
流行っている物事には背景がしっかりと存在します。
今回は昆虫食の背景を解説することで、名前による拒絶感を少しでも払拭して向き合うためのきっかけづくりになれば、という思いで記事を作成しました。
どうか皆様の生活がより良いものになりますように。
それでは皆様、Have a Good Life!
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